会社名 金綱造園事務所
代 表 金綱 重治
住 所 〒190-0182
東京都西多摩郡日の出町平井3678-3
電 話 042-597-2005
代 表 金綱重治
私を造園の世界へ導いてくれたのは大学時代に出会った茶の湯の世界です。
歴史をかじっていた私は特に桃山時代の文化史に興味を持ち、その中のキーワードのひとつ、「茶の湯」のことを知らなければ先に進めなくなってしまったのです。
ところが茶の湯の世界は本などで見てもダメ。
そこでお茶の稽古を始めてみたら、ますますこの世界に興味をもってしまったという事です。
大学卒業後、茶の湯にかかわる勉強がしたくて京都へ行きました。
そこで行きついた道が、茶の庭・露地を作る植木屋の仕事だったのです。
略歴
1947年 千葉県君津市に生れる
1970年 中根庭園研究所入所(京都市)以後7年間勤務
1977年 金綱造園事務所開設(京都市右京区)
1級造園施工管理技士
1979年 千葉県習志野市に移転
1983年 東京都西多摩郡日の出町に移転
1988年 東京都西多摩郡日の出町の現在地に移転
作庭経歴は1977年の北海道函館市T氏邸茶庭から始まり、以後北海道から九州福岡市までの間で茶庭を中心に百数十か所に及ぶ。
執筆及び掲載記事
「緑のデザイン図鑑」 建築知識社 「茶庭」の項執筆
「庭」 別冊59号 茶庭2人集 金綱重治特集
「庭」 169号 特集関東の露地 金綱重治特集
「庭」 199号 現代の庭を創る 金綱重治特集
その他「庭」誌 掲載記事多数
~伝統と創造、そして自然観~
私の作庭におけるベースとなるものは、やはり私達の先達が残し、育んでくれた日本の伝統的な庭の形であり、心です。
現代に生きる我々は、その伝統をふまえながら現代の人々のニーズに応え、新たな創造をしてゆかなければならない。その根本になるのが自然であり、我々の自然観です。
自分の自然観をいかに高めて行くか。自然を見つめその本質に迫れるか、ということです。
たとえば、私たちは美しい自然に出合えば誰でも感動します。
あるいは、一見何の変哲もない見過ごしてしまうような足元の風景の中にも、心動かされる瞬間があるものです。
でも、我々造園人はそこで留まってはいけない。
それはなぜ美しいのか、なぜ感動したのかというところに踏み込み、分析していかなければならないのです。そうでなければ庭は作れないような気がします。
「人はなぜ生きるのか」
「人はなぜ山に登るのか」
そして「人はなぜ庭を作るのでしょうか」
この答えを探しています。